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乳腺の良性疾患

乳腺の良性疾患
  1. 乳腺症
  2. 線維腺腫

乳腺症とは

乳腺症はエストロゲン・プロゲステロンという女性ホルモンのバランスの乱れから起こると考えられていますが、はっきりとした原因はわかっていません。前述した乳腺小葉・乳管の細胞の数が増え、1層でなく何層にもなったり(過形成や乳頭腫症)、細胞の形が変わったり(アポクリン化生)、乳管の径が不規則となり拡張した乳管の中に液体が貯まったり(のう胞)、乳腺腺房の密度が増したり(硬化性腺症)、周囲の線維成分が増したり(線維腺腫様変化)、その他さまざまな変化が乳腺全般に現れます。このため、乳腺に痛みを感じたり、乳頭からの分泌物がみられたり、ごりごりした腫瘤をふれたりするのです。上記の変化のほかに、乳腺小葉・乳管の細胞の大きさや細胞核の形・大きさなど、細胞の顔つきから“異型性あり”と判断される場合があり、こういった病変が見られる場合は、将来癌化する可能性が高くなるといわれています。

乳腺症のQ&A

Q1 乳腺症は遺伝しますか?

A1 一概には言えませんが、お母様が乳腺症といわれ、娘さんがやはり“ごりごりした乳腺”を持っているというケースはよくみられます。

Q2. 乳腺症の予防は?

A2 原因が明らかでないので、決定的な予防策はありません。が、痛みがある場合、過剰な脂肪分やカフェインを制限するといいとも言われています。

Q3 乳腺症の治療は?

A3 乳腺症は正常乳腺でも見られる変化の甚だしいものですので、一概に病気とは言えません。ですから、治療も必要ありません。ただし、痛みのひどい場合、(薬ダナゾールというエストロゲンの生成を低下させる薬や漢方薬)で治療することもあります。