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甲状腺癌

甲状腺癌とは 慈恵医大外科での治療と成績

頚部(甲状腺)に“しこり”がある場合は、良性、悪性の鑑別が必要となります。しかし大部分が良性であることがほとんどです。

甲状腺癌の特徴

甲状腺癌は頚部に“しこり”を感じるだけで、痛みなどの症状はありません。最近では検診での超音波検査などで見つかるケースもあります。

悪性のものは大きく分けて 1. 乳頭癌、2. 濾胞癌、3. 髄様癌、4. 未分化癌、そして甲状腺に発生した悪性リンパ腫などがあります。

1.乳頭癌

甲状腺の悪性新生物の約80〜90%を占める乳頭癌は特徴として、予後が乳癌よりもさらに良いことが知られています。他の癌とやや違い、若い、女性にも発症することがあります。
頚部のリンパ節に転移しやすい性質を持っています。


2.濾胞癌

次に多く、全体の約10%です。リンパ節よりも血液中に入り、遠くの臓器に転移しやすい性質を持っています。


3.髄様癌

髄様癌の予後は前者に比べるとあまりよくありませんが非常に稀です。


4.未分化癌

未分化癌は進行が早く、予後不良ですが非常に稀で、1%に過ぎません。


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診察

診断方法としては、触診、超音波検査(Echo)、Tl-Tcシンチグラム、穿刺吸引細胞診(FNA)などが使用されます。Tl-Tcシンチグラムは放射線同位元素を使用した検査です。これらの検査で悪性が疑われた場合は気管、食道など周囲臓器への浸潤の有無、頚部リンパ節の腫脹の有無を確認するためCT検査を施行します。

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治療

悪性の場合は手術が治療法として第一選択とされています。
手術は腫瘍側の甲状腺を含んで約 2/3 を切除する甲状腺亜全摘術と、全て取る甲状腺全摘術があります。病変部分の大きさや、広がりでどちらを行なうか選択されます。また頚部リンパ節に転移することが多いため、手術の際にリンパ節を同時に摘出します。

慈恵医大外科での治療と成績