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胆嚢癌

胆嚢癌とは 慈恵医大外科での治療と成績

慈恵医大外科における治療

胆嚢がんの治療は、現在のところ切除手術のみが根治的な治療法です

切除方法としてはがんの進行度により、胆嚢摘出術(腹腔鏡下手術を含む)、拡大胆嚢摘出術、肝S4下+S5切除術、拡大肝右葉切除術などがあり、必要に応じて胆管・血管切除・再建術、膵頭十二指腸切除術を追加します。

下記分類の、IVa期までを手術適応としています。

胆嚢癌の病期分類(胆道癌取扱い規約第5版より改変)

I 期 がんが胆嚢内にとどまっている状態
II 期 肝臓浸潤の疑い
胆嚢周囲(第1群)リンパ節転移
III 期 胆管浸潤の疑い
肝臓浸潤の疑い、かつ第1群リンパ節転移
胆管周囲(第2群)リンパ節転移
IVa期 肝臓、胆管、門脈、肝動脈、他の臓器への浸潤
胆管浸潤の疑い、かつ第2群リンパ節転移
胆嚢・胆管よりやや離れた(第3群)リンパ転移
IVb期 肝臓、胆管、門脈、肝動脈、他の臓器への浸潤、かつ第2群リンパ節転移
胆管浸潤の疑い、かつ第3群リンパ節転移
肝臓、肺など他の臓器への転移、腹膜播種

胆嚢がん手術症例の予後

胆嚢癌の予後はそのStageにより大きく異なり、手術を行った場合のStage別の5年生存率はⅠ期:90.1% (100%)、Ⅱ期:74% (88.9%)、Ⅲ期:41.9% (60%)、Ⅳ期:5.4~24.0% (16.9%) (括弧内は当院2003年4月~2012年12月の成績)で、当院ではいずれも全国的に見て優れた成績を実現しています。

胆嚢癌 無再発生存 胆嚢癌 生存

治療後は定期的な外来通院が必要で、抗がん剤投与などの追加治療や採血、超音波、CTなど再発のチェックを適宜行っていきます。

術前に切除可能と判断されても手術中に切除不可能で試験開腹や姑息手術しか施行できない場合があります。手術できない場合や手術後に再発した場合は、抗癌剤治療や放射線治療を行います。また切除手術後に再発予防のために同様の治療を行うことがあります。

抗癌剤、放射線治療は臨床腫瘍部および放射線治療部の専門医と相談のうえ最善の治療方針を決定します。

(2014年6月30日更新)