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胆嚢癌

胆嚢癌とは 慈恵医大外科での治療と成績

慈恵医大外科における治療

胆嚢癌の治療は、現在のところ切除手術のみが根治的な治療法です。

切除方法としては癌の進行度により、胆嚢摘出術(腹腔鏡下手術を含む)、拡大胆嚢摘出術、肝S4下+S5切除術、拡大肝右葉切除術などがあり、必要に応じて胆管・血管切除・再建術、膵頭十二指腸切除術を追加します。

下記分類の、IVa期までであれば手術を考慮します。

胆嚢癌の病期分類(胆道癌取扱い規約第6版より改変)

I 期 癌が胆嚢壁の浅い部分にとどまっている状態。
II 期 癌が胆嚢壁の深い部分まで浸潤した状態。
III 期 癌が胆嚢壁の外まで出る、または肝臓以外の他臓器浸潤が1臓器までの状態。
上記を認めずとも、近傍のリンパ節に転移がある状態。
IVa期 肝臓以外に2つ以上の他臓器への浸潤を認める状態。
周囲の血管へ浸潤している状態。
IVb期 遠くの臓器やリンパ節に癌が転移している状態。

胆嚢癌手術症例の予後

胆嚢癌の予後はそのStageにより大きく異なり、当院で手術を行った場合のStage別の5年生存率はⅠ期:95.7%、Ⅱ期:66.7%、Ⅲ期:42.6%、Ⅳ期:0%となっております。

治療後は定期的な外来通院が必要で、抗癌剤投与などの追加治療や採血、超音波、CTなど再発のチェックを適宜行っていきます。

術前に切除可能と判断されても手術中に切除不可能で試験開腹や姑息手術しか施行できない場合があります。手術できない場合や手術後に再発した場合は、抗癌剤治療や放射線治療を行います。また切除手術後に再発予防のために同様の治療を行うことがあります。

抗癌剤、放射線治療は臨床腫瘍部および放射線治療部の専門医と相談のうえ最善の治療方針を決定します。

胆嚢癌 無再発生存 胆嚢癌 生存

(2014年9月4日更新)