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肝内胆管癌(胆管細胞癌)

肝内胆管癌(胆管細胞癌)とは

肝内胆管癌(胆管細胞癌)とは

肝内に発生した胆管上皮に似る、あるいはそれに由来する細胞からなる上皮性悪性腫瘍です。原発性肝癌の約5%を占めます。病因としては、肝内結石症、原発性硬化性胆管炎、肝吸虫症、トロトラストなどとの因果関係を指摘されていますが、詳細は明らかにされていません。肝細胞癌のように、ハイリスクグループの同定が困難であり、早期発見が難しい疾患で、腫瘍がある程度大きくなって発見されることが多いのが特徴です。ただし、HBVが7.3%、HCVが24.7%で陽性と、一般に比べれば肝炎ウィルスマーカーの陽性率が高いことが知られています。臨床症状は、肝細胞癌と同様、特徴的な症状はありません。腫瘍マーカーとしては、CEA、CA 19-9が代表的なものです。肝細胞癌と同様に超音波、CTスキャン、MRI、血管造影などの画像診断がなされます。肝細胞癌と異なる点は、血管増生に乏しいという点です。また胆管への進展度を評価するために、MRIを利用したMRCPという、造影剤を使用せずに胆管像を描出できる検査も行います。これで評価できない場合は、直接胆管に造影剤を注入する方法(ERCP:内視鏡を用いた胆管造影、PTC造影:超音波下に、皮膚の上から胆管に細い管を留置し行う)を行うこともあります。

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肝内胆管癌(胆管細胞癌)の治療

胆管細胞癌は腺癌で、胃癌や大腸癌と似た発育をします。このため、治療法としては、切除が基本となります。肝障害がないことが多いため、肝細胞癌より肝切除量の制限が少ないですが、腫瘍が大きいことが多く、進展様式が多彩なため、それらを考慮した切除が必要になります。例えば、肝細胞癌と異なりリンパ節に転移しやすいなどの特徴があり、所属するリンパ節を「郭清」といって、一緒に取り除く手術を行います。切除できない場合は、抗癌剤の肝動脈内への投与などが行われます。

当科における治療成績

肝細胞癌に比較すると、その症例数は少なく、ここ2004年から2017年で切除可能であった症例は36例で5年生存率は55.6%と全国データを上回る結果です。リンパ節の転移の有無が、予後を大きく左右します。

(2018年11月14日更新)