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胃切除後障害

胃切除後障害について

胃切除後障害とは

胃切除術は胃がんやGISTなど胃の病気を治すための有効な治療手段ですが、胃の一部(または全部)を切除することによりしばしば「胃切除後障害」と呼ばれる後遺症が出現することが問題となります。胃切除後障害は胃の切除によって消化器の調節機能が弱まるために起こる外科手術後に特有な病態であり、さまざまな症状が現われたり食事量や体重が減少するなどの生活障害をきたすため、対処や治療が必要となります。

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胃切除後障害の診断

胃切除後障害は大きく分けて器質的障害、機能的障害、栄養・代謝性障害からなります。胃切除後障害には多く種類がありその現れ方も一様ではないため、診断に難渋することが少なくありません。一般的な診察や検査を行っても原因を特定できない場合には、術後の消化器の働きを調べる機能検査法がしばしば有用です。 当科では「13C呼気試験法」や「飲水ドリンクテスト」といった安全で負担の少ない方法を用いて術後胃の貯留能や排出能、術後の腸管における消化吸収能や容量負荷耐性などの消化器の働きを調べる機能検査法を適宜(臨床研究として)行っています。

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胃切除後障害の治療

胃切除後障害の治療は主に食事生活習慣の改善、薬物治療、栄養療法により行われます。胃切除後障害の診断・治療を円滑に行うためには、医師、管理栄養士、その他の医療スタッフが互いに連携し協力することが不可欠です。当科は胃切除後障害を克服するための多施設共同の活動にも参加しており、医療チームが連携して適切な対応が行えるように努めています。

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(2015年3月10日更新)