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腎動脈狭窄

腎動脈狭窄とは 慈恵医大外科での治療と成績

腎動脈狭窄の治療

以前は全身麻酔でお腹を切って、狭窄の原因となっているプラーク(コレステロールなどの沈着物)を切除するかバイパスをするのが標準的な治療法(外科治療)でしたが、近年はもっぱら血管内治療が行われています。

血管内治療とは、局所麻酔下に脚の付け根あるいは手から細いカテーテルを挿入し、バルーンやステント(金属製の筒)を用いて狭くなった部位を「切らずに広げる」治療法です。切らないため、入院期間は短く,痛みもなく、回復も速やかです。

しかし、腎動脈が狭窄している患者すべてが治療適応となるわけではないため、十分に適応を考えなければいけません。

左腎動脈起始部に狭窄を認める(矢印) 局所麻酔で血管内よりステント留置 ステント留置後、狭窄は改善し血流が回復

左腎動脈起始部に狭窄を認める(矢印)

局所麻酔で血管内よりステント留置

ステント留置後、狭窄は改善し血流が回復


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当科での成績

過去96ヶ月(2006年7月~2014年7月)の成績です。

腎動脈狭窄

腎動脈狭窄症に対して血管内治療を行った症例:148例、160枝

手術成功率:147(99.3%)

周術期死亡:0

周術期透析導入:0

遠隔期透析導入:3例(2.0%)