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胸腹部大動脈瘤

胸腹部大動脈瘤とは 慈恵医大外科での治療と成績

胸腹部大動脈瘤とは?

胸の大動脈がこぶ状に拡大する病気です。できる場所によって上行大動脈瘤、弓部大動脈瘤、下行大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤などに分かれます。胸腹部大動脈瘤はその拡がった範囲によって分類されます。また、形態によって紡錘状、嚢状に分けられます。原因は動脈硬化による血管の劣化がおもな原因ですが、感染、外傷などにより起こることもあります。

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定義・分類

動脈瘤は胸部下行大動脈から横隔膜を超えて腹部大動脈に進展し、腹部分枝動脈を巻き込むものをいいます。一般的に大動脈瘤の存在する場所によって、下記のタイプに分類します(Crawford分類、下図)。手術侵襲および手術方法は、以下の動脈瘤タイプによってそれぞれ異なります。

(大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドラインより抜粋)
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どんな症状があるの?

胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤と同様にほとんどが無症状です。
胸部大動脈瘤参照

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症状がないのにどうやって発見されるの?

大半は検診の際や他の病気で病院にかかった際の胸部レントゲンやCTスキャンで偶然発見されることが多いのです。CTスキャンは動脈瘤の発見に極めて有効です。

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治療方針は?

最大短径60mm以上(ガイドラインと同様)を手術適応としています。瘤径が60mmに満たない場合も、半年から1年毎にCT撮影をおこない、経過を観察します。平均直径拡大速度は2~3mm/年と言われており、直径60㎜以上の動脈瘤は年7%の割合で破裂するといわれております。しかし、この胸腹部大動脈瘤の外科手術死亡率は5~25%と幅はあるものの依然として高いことが特徴であり、当科では手術リスクより破裂リスクが大きくなった段階での手術をお勧めしております。手術方法は、病型分類により異なりますが、人工血管置換術および血管内治療(ステントグラフト治療)の双方があります。

治療法の詳細は『慈恵医大外科での治療と成績』をご覧下さい

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