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内臓動脈瘤

内臓動脈瘤とは 慈恵医大外科での治療と成績

慈恵医大の特徴

内臓動脈瘤は珍しい疾患ですが、慈恵医大では開腹による血行再建だけでなく、積極的に血管内治療も行っております。一般的には脾動脈瘤は母動脈の血流を温存しなくとも多くの側副路があるので血管内治療を上腸間膜動脈瘤は母動脈の血流が非常に重要なので外科手術を基本としておりますが症例に応じて知慮王方針は異なります。とくに小口径のデバイスを海外から輸入しており、当院でしか出来ないような血管内治療も可能となっています したがって慈恵医大血管外科での治療は以下のような治療となります。

1) 血管内治療 (EVT: Endovascular Treatment)

a) コイル塞栓術
コイルを瘤内に詰めて破裂の予防をする手術法です。
b) ステント留置術 + コイル塞栓術
入れたコイルが大事な内臓の血管にはみ出す事を予防するために同時にステント留置も行う方法。
c) ステントグラフト留置術
人工血管のついたステントを留置して動脈瘤を治療する。残念ながら現状では国内で承認済みのデバイスがありません。

2) 開腹手術 (OS: Open Surgery)

体への負担は大きくなりますが瘤の確実な処理が可能だったり血行再建も可能です。また、巨大な瘤の場合は切除により圧迫症状の改善も見込めます。

3) 腹腔鏡下手術 laparoscopic surgery

コイル塞栓術などの上記術式で治療可能であり現在では行っておりませんが、他の診療班と協力して腹腔鏡による手術を行うことがあります。


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当科での治療成績

過去96ヶ月(2006年7月~2014年7月)の成績

内臓動脈瘤(待機手術)

全体:128例当科

血管内治療:86例

死亡 :0例

合併症:2例(脾動脈瘤コイル塞栓術後症候性脾梗塞:保存的に軽快)

開腹手術 :42例

死亡 :0例

合併症:1例(膵十二指腸動脈瘤血行再建後膵液瘻:保存的に軽快)

脾動脈瘤

血管内治療:56例

開腹手術 :3例

腎動脈瘤

血管内治療:14例

開腹手術 :26例

肝動脈瘤

血管内治療:6例

開腹手術 :3例

腹腔動脈瘤

血管内治療:10例

開腹手術 :5例

上腸間膜動脈瘤

血管内治療:0例

開腹手術 :5例