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術野の外にも目を向ける
2025.05.30

外科レジデントとして働く中で、改めて実感したことがあります。
外科医という仕事は幅広いものだと思っていましたが、その想像以上に、もっと幅広い仕事でした。
解剖の理解や技術の習得はもちろん大切ですが、それだけでは全然足りないんだなと、現場に出て改めて実感しています。
術後の全身管理や内科的な対応、さらには退院後の生活を見据えた社会的なサポートまで、患者さんの回復を支えるには多角的な視点と臨機応変な対応が求められます。
メスを持っているときも、置いたあとにも、医師としての真価が問われているのだと思います。だからこそ、術野の中でも、術野の外でも、視界を広く、そして解像度高く、患者さんを見守れる存在でありたいと思います。
こうしたことを、日々の臨床の中で先輩方がどれだけ真剣に伝えようとしているのか、今はその熱量が前よりもずっとリアルに伝わってきます。
まだまだ道半ばですが、無理なく誠実に患者さんと向き合える外科医を目指して、日々を重ねていきたいと思います。

とはいえ、知識の積み重ねもやはり大事!
今夜はもう一度手術書を開いてから、眠りにつこうと思います。
その前にちょっとだけコーヒーを…いや、やっぱり眠れなくなるかもしれませんね。

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