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はじめに 後期レジデントコース(専門修得コース)の特徴 外科レジデントシステムについて 病院見学のご案内

入局をご希望の先生へ

初期臨床研修医・医学生で慈恵医大外科学講座への入局を検討されている皆さんへ

慈恵医大外科学講座ホームページへお越しいただき、誠にありがとうございます。

新型コロナウイルスの流行により、昨今の医療を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。2020年の春に医師としてのスタートを切った研修医の皆様も、いよいよ後期研修の進路を本格的に検討しはじめる時期ではないでしょうか。平時であれば合同説明会への参加や病院見学を通して情報収集を行うことができようものですが、そのようなことは思うに任せぬ社会情勢が続いており、希望も不安も入り混じった気持ちの中で日々をお過ごしのこととお察しいたします。
ぜひこちらのページにゆっくりと目を通していただき、少しでも私たちのレジデントプログラムへの関心を深めていただけたら幸いです。そして、何かご相談になりたいことやご不安なことがありましたら、遠慮なくご連絡くださると嬉しく思います。(お問い合わせはこちらからどうぞ)

私たちの医局は7つの診療部(上部消化管・下部消化管、肝胆膵、呼吸器、乳腺・甲状腺・内分泌、血管、小児)から構成される大講座制を採用しています。
医局員数は約300名に迫る大所帯であり、港区西新橋の本院に約60名の医師が在籍している他、柏病院、第三病院、葛飾医療センターに計約60名、関連施設に約140名を派遣しています。さらに国内外に約20名のスタッフが留学しています。
国内にも大講座制を採用している外科医局は多々ありますが、大講座がさらに小さな医局に分かれて、実質的に独立して運営しているところも少なくありません。
慈恵医大外科学講座は“間仕切り”のない大講座として運営しておりまして、医局は完全に一つのフロアにまとまり、デスクの配置も所属診療部によらずバラバラです。(上部消化管外科のスタッフの隣には肝胆膵外科のスタッフ、その隣には呼吸器外科のスタッフ、というイメージです。)日中の外来や病棟業務、手術に関しては基本的には診療部ごとに縦割りで独立して運営していますが、日当直や学内・院内の委員会業務は一つの医局として全員で分担しています。
この運営スタイルが若手医師の皆さんに対してどのようなメリットをもたらすかと言うと、例えば「●●大学▲▲外科」のような単一の医局(講座)に入局した場合、当直や種々の業務を少ない人数で分担しなければなりませんが、慈恵医大外科学講座の場合はそのようなことは全くありません。もちろん、学外の関連病院に関しては、それぞれの施設に全診療部のスタッフが揃っているということはなく、消化器外科系のスタッフしか派遣されていない病院もあります。しかし人数という点に関して言及すると、救急対応・緊急手術件数の多い地域の中核病院には医局として手厚い人員配置をしていますので、若手医師のQOL改善に大きく寄与しているものと感じています。

外科レジデントとして修練することの目的は、知識や技術を習得しつつ、基盤資格としての外科専門医を取得し、ゆくゆくは各サブスペシャリティのエキスパートになることです。それと同時に、医師として安定した雇用環境の中に身を置くことも、極めて重要と考えられます。

私たちは原則として(*)3年間のレジデント期間を設けており、3年間は特定の診療部に所属することなく、一般外科の研修に従事していただいています。そして3年間の修練を終えると、無条件に正規の医局員(スタッフ)として就職することが可能です。
(*他施設での後期研修経験をお持ちの先生方に関しては、経験年数に応じてレジデント期間を短縮しています。)
この点はレジデント修了後のポジションが保障されていない市中病院のレジデントと比較すると、際立った特徴と言えます。後期研修は初期研修と違い、就職のような側面がありますので、目先の待遇、条件やブランドイメージにこだわるがあまり、“使い捨て”されるようなことがあってはなりません。
たしかにこのご時世、大学医局に所属することを嫌がる若手の先生方が増えていることは目を背けることのできない事実ではありますが、医局に所属している限りは自分で自分の勤務先をマネジメントする必要がないということは、非常に安心感があるものです。

慈恵医大外科学講座は新たに加入してくださる仲間は心から歓迎させていただきますし、レジデント修了後も一人一人を大切なスタッフとして処遇することをお約束します。附属4病院(本院・柏・第三・葛飾)に所属するスタッフは、レジデントも含めて全員が有給の職員であり、大学院生を診療業務に従事させるようなことも一切ありません。

他大学卒業の方や、慈恵医大とは全く関わりのない病院で初期臨床研修を行っている方は、縁もゆかりもないところに飛び込んでいくことに大きな躊躇があると思いますが、私たちの講座では年齢や性別、出身大学、研修病院はもとより、医師になるまでに歩んできた経歴によって差別を受けることは100%ありません。
私たちは外科レジデントをどこで修了したかをもって最終学歴とし、「慈恵医大で外科レジデントを修了した方の最終学歴は慈恵医大卒として分け隔てなくお迎えする」というスタンスを堅持しています。社会人・他職種を経験してから医師となった医局員も少なからず在籍しており、それぞれが具有する人生経験や価値観からもたらされる“Diversity”は、医局の活性化にも一役買っています。具体的には、歯科医師や薬剤師のライセンスを持ったスタッフも所属しています。特に年齢を理由に外科医になることをためらっている先生方は、ぜひ扉を叩いていただきたいものです。

そして、ここには生涯を通じて喜びや悲しみを分かち合える仲間がいますし、慈恵医大外科学講座は、何よりも仲間を大切にしています。私たちの下でトレーニングを受けたスタッフが他大学や他病院に就職することを祝福することはもちろんですが、開業、転職する場合にも全面的に支援しています。医局員が定年を迎えるまで一生涯、講座として責任を持つという覚悟の上でレジデントを採用しており、何らかの形で一生お付き合いしたいと考えています。

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2012年5月21日の皆既日食 皆で喜びを分かち合う「あの日、あの時」

「外科医になる」「外科医局に入局する」ということを考えてみたときに、皆さんの頭の中をよぎるのは、「体育会系のノリについていけるのか」「仕事が忙しすぎて過労で倒れないか」という憂慮ではないでしょうか。
たしかに外科医の世界は「返事はハイかYes以外言うな」とか、「教授が白といったら白である」というような不文律が存在していたかもしれませんが、今時そんなスタイルで医局を運営していたら、人材が集まるわけがありません。

慈恵医大外科学講座のスローガンは「トキメキと安らぎのある村社会」です。私たちにとってレジデントは決して安価な労働力ではなく、トレーニングを始めたその日から大切な仲間として受け入れることをお約束します。働き方改革が医療の世界にも浸透していますが、昨今は若手医師の皆さんがワークライフバランスやプライベートタイムの充実を重視する傾向が非常に強くなっております。かつてのような“3K”の医局に人が集まるような時代ではなく、レジデントの教育を担う立場にある者は、こうした時流の変化から目を背けることはできません。私たちはタスクシフティングや当直勤務の負担軽減、関連学会への働きかけなど、外科医の待遇改善に向けて積極的な対策を打ち出しております。レジデントが適正な休日を確保し、長期休暇を取得しやすい環境を整備するとともに、女性外科医が育児をしながらでも仕事を続けていくことできるようなサポート体制も構築中です。
【具体的な取り組み】
・レジデントには定期的な面接を実施し、悩みごとや困りごとがないかを確認しています。当然のことながら、大木チェアマンやレジデント委員に随時メールで相談することも可能です。
・附属病院(本院)では各診療部にオンコールや休日の回診当番を設定しており、准教授クラスの上級スタッフにもdutyを付与しています。昔ながらの外科医局にありがちな、下の学年から順番に呼び出され、寝る暇も休む暇もない・・・ということはありません。ゴールデンウィークや年末年始に関しても同様の運用であり、長期休暇の取得も大学の定める範囲では自由です。
・女性医師が妊娠した際には附属病院の勤務に変更し、当直業務を免除します。附属病院はカバーできるスタッフの数が豊富なためですが、もちろん本人の希望を最優先します。出産後も育児や家庭の事情を考慮し、勤務に際しては十分な配慮を行います。
・レジデントが執刀する症例の手術や術前後の管理については、必ずアテンドとなる上級スタッフが責任を持って指導します。一人で何かを背負い込むことはありません。

5年後も、10年後も、入局してよかったと感じてもらえる医局でありたい。

熱い志とハートのある皆さんを慈恵医大外科学講座のレジデントとして迎えることを心から楽しみにしています。

慈恵医大外科レジデントコースのアピールポイント

  1. 出身大学や初期臨床研修病院に関わらず、後期レジデント修了後は優先的に正規のスタッフとして外科学講座に入局することが可能です。入局後は「仲間の面倒は一生見ます」の一員になれます。
  2. 7つの診療部から構成された大講座であり、修練中は各分野のエキスパートから直接指導を受けることができます。レジデント修了後は多分野の中から所属診療部を自由に選択できます。暗黙の了解やくじ引きで進路が決められるようなことはなく、100%個人の自由です。スタッフとなってから所属診療部を変更することも可能です。
  3. チェアマンとレジデント委員会が常に各レジデントの経験症例数と満足度をチェックし、修練施設にフィードバックしています。そのためレジデントの満足度は高く、修了時に外科専門医を取得するための症例数は十分な余裕を持って積むことができます。また、レジデント間で経験症例数に偏りが生まれないように、配置する施設を公平に調整しています。
  4. レジデントとして附属4病院に勤務する際は有給の正規職員として処遇され、賞与も支給されます。その他に週一日の外勤日が設けられています。外勤先は医局が責任を持って手配いたします。また学外の派遣病院に勤務している際は各病院の常勤の正規スタッフとしての処遇が受けられます。
  5. 一般外科コース(3年間)の他に選択コース(呼吸器、血管、乳腺・甲状腺・内分泌、小児外科)を設け、より専門的分野に興味のあるレジデントは最長1年間、選択コースの中から希望の診療部を選択することができます。
  6. レジデント期間中は年2回の医局ゴルフコンペや各種外科学講座イベント(新年会、納涼会、忘年会、同門会などなど)や毎月開催のチェアマン夕食会に無料で招待されます。(チェアマン夕食会は誰でも無料です。)
    ※ゴルフコンペやチェアマン夕食会は自由参加です。
  7. 毎年コンスタントに10名前後が仲間として加わっており、たくさんの同期とともに切磋琢磨できます。

外科レジデントシステムについて

レジデント期間の3年間では,外科領域すべてにわたる基本的な診療・検査手技・手術手技を会得することが要求されますが,慈恵医大外科学講座ではこれらのニーズに十分お答えできるようなプログラムを作成しています。

東京慈恵会医科大学外科のレジデントプログラムの詳細をご覧になりたい方は ここをクリック してください(レジデント期間3年のプログラムが記載されています)。

レジデントプログラムの特徴

1. 外科専門医を最短で取得するためのプログラム

現在の医療界では好む、好まずに関わらず専門医資格が要求されています。外科医として必須となる資格は外科専門医です。ほとんどの外科医がこの資格を持っているといっても過言ではありません。この資格を保有していない場合、のちに専門分野で設けられているサブスペシャリティ学会の専門医(例えば日本消化器外科学会専門医など)を受験・取得することはできません。したがって、当科では本資格を最短で取得するためのプログラムを作成しています。レジデント委員会には常に3人以上のスタッフが配置されており、プログラムが適正な軌道に乗っているのか否かをチェックしています。

2. 多数の関連施設・多数の手術症例・バラエティに富む疾患

慈恵医大外科学講座には本院を含めた4つの大学附属病院の他にも多数の関連施設があり、最先端の治療を提供する施設、救急医療が充実した施設、地域医療に注力する施設と、施設ごとの特性も多岐に渡っています。日本外科学会やサブスペシャリティ学会の認定施設・修練施設が大多数を占めており、この中からレジデントの経験症例数や希望を十分に反映させながら派遣先を決定しています。 外科レジデント修練施設の中には、自施設では症例経験を積めないために他施設に出張して不足症例を補わなければならないという施設もありますが、慈恵医大外科学講座は全ての診療部を網羅し、バラエティに富む疾患に接する機会が保障されていますので、その必要は全くありません。このことは、自分に適した診療部を3年間のレジデント期間中にゆっくりと吟味できることにもつながります。

3. 大木隆生チェアマンとの個人面談

レジデントが適切なトレーニングを受けることは教室にとっての最重要課題です。この目的を達成するために講座としてレジデント委員会を組織し、年に2回、大木隆生チェアマンとレジデント委員、レジデントが個別に面談します。レジデントは自分の意見・要望などを講座のトップに直接、誰にも気兼ねすることなく伝えることができます。その際にレジデントが経験した手術の数、内容、術者・助手の別をチェックすることは言うまでもありませんが、給与や指導医との関係性、プライベートに至るまで、個々のレジデントが充実した日々を送っているかも聴取しています。もしレジデントに相応の手術の機会が与えられていなかったり、不利益な取り扱いを受けている場合には、大木チェアマンとレジデント委員会がすぐにその改善に向けてアクションを起こします。実際に、レジデントの評価が継続して低かった関連病院からはレジデント派遣を撤退したこともあります。

病院見学のご案内

場所

東京慈恵会医科大学附属病院(本院・東京都港区)
※分院の見学をご希望の方には、各施設の担当部署にお取り次ぎさせていただきます。

対象

  • 全国の医学部学生の皆様
  • 慈恵医大外科学講座への入局をご検討中の初期臨床研修医の先生方
  • 中途入局をご検討中の先生方
  • 研鑽を目的として手術見学を希望される全国の外科医の先生方

見学受け入れ期間

月曜日から金曜日の通常診療日について、年間を通じて随時受け入れさせていただきます。 期間については半日・終日・複数日などご希望に応じてフレキシブルに調整させていただきます。朝カンファレンスが行われる月曜日を含むことと、見学希望の診療部がお決まり場合は当該科の手術日を含むことをお薦めいたしておりますが、必須ではございません。

見学内容

皆様のご希望に応じて、主に以下の中からアレンジいたします。

  • 手術、外来、病棟業務、カンファレンス等の見学
  • 院内各施設の見学
  • 当科スタッフ、レジデントとの懇談
  • 入局説明会ビデオの視聴

※学生の皆様がお越しになった場合は、研修医室や研修医寮の見学、当院の初期臨床研修医との交流、臨床研修センターの事務職員との面談もご希望に応じて調整いたします。

その他

  • 外科学講座の複数の診療部の見学を織り交ぜてスケジュールを組むことも可能です。
    例(1日のみ見学にお越しになる場合):午前 呼吸器外科、午後 肝胆膵外科
    例(2日間見学にお越しになる場合):初日・血管外科、2日目・下部消化管外科
  • ご希望の診療部がお決まりでない場合は、ご希望日の各診療部の手術やスタッフ配置の状況に鑑みて、適切なスケジュールを組ませていだきます。
  • 遠方からお越しの場合には、ご帰宅の際にご利用になる新幹線や飛行機の出発時刻をあらかじめ申し出ていただければ、必ずその時間に間に合うように配慮させていただきますので、どうぞご安心ください。

申し込み方法

以下のフォームからご連絡いただき、メッセージに病院見学をご希望の旨をお書き添えください。担当者より折り返しメールにてご連絡させていただきます。 現在、国内の新型コロナウイルスの感染動向によっては病院見学をお引き受けできない期間も生じておりますが、まずはお気軽にご連絡をいただければ幸いです。 初期臨床研修につきましては、こちら もご覧ください。

病院見学のお問い合わせ