車窓に思う
2021.07.17
鉄道随感随筆
出張からの帰り道。列車の窓から綺麗な夕焼けが見えました。
こういう景色を、本当の“旅”の中で楽しむことができるようになるのは一体いつになるんでしょうか。仕事で遠方に出かけることはありますが、最後に旅行に出かけたのはいつのことだったか、、、
昨年の今頃は、いつかはこんな日々も終わるだろう、そしてその“いつか”とはそう遠くない未来だろうと思っていました。しかし最近の状況を見るにつけ、そう簡単にはコロナとの戦いに終止符は打たれないだろうと思います。残念ながら、長期化することは避けられないでしょう。
若い世代の皆さんは、下手すると学校生活のすべてをコロナ禍のまま過ごすということが現実になりそうで、そのやるせなさはいかほどかと、胸が痛くなります。この状況で楽しみや希望を見出すことは容易ではないと思いますが、そういった方々が少しでも平穏な気持ちで日々を過ごされることを願わずにはいられない、夏の夕暮れでした。