操縦席の窓から(一般公開用)
操縦席の窓から

しまかぜの旅
2022.01.01

鉄道

伊丹空港から大阪モノレールと阪急を乗り継いで大阪梅田駅へ。この駅は10面9線のホーム・線路数を有し、頭端式ホームの鉄道駅としては日本最大級を誇ります。普段は伊丹空港と梅田の移動はリムジンバスを利用するため14年ぶりの訪問となりましたが、こんな立派な駅だったかなあと感嘆。

阪急・大阪梅田駅
京都本線、宝塚本線、神戸本線の3路線が乗り入れる

地下鉄御堂筋線でなんば駅に移動し、近鉄の大阪難波駅へ。

近鉄・大阪難波駅

東京には東京、上野、池袋、新宿、渋谷、品川といった鉄道ターミナルがあり、西武新宿駅や京成上野駅などの例外を除いて、JR、私鉄を問わず駅名は同じです。
これに対して、大阪には新大阪、大阪、なんば、天王寺などのターミナルがありますが、例えば大阪の場合、JRは大阪駅、地下鉄御堂筋線は梅田駅、阪急・阪神は大阪梅田駅、なんばの場合はJRはJR難波、近鉄・阪神は大阪難波、南海・御堂筋線はなんば(正式な表記は漢字の難波)となっています。阪急と阪神が梅田駅を2019年10月に大阪梅田駅に改称したのは歴史的な一歩であったと思いますが、関東の人間としてはまだまだわかりにくいなと思います。

地下ホームに近鉄特急しまかぜが入線してきました。

終点は「賢島(かしこじま)」
近鉄50000系電車・特急しまかぜ

特急しまかぜは2013年にデビューした観光特急列車で、サロンや個室、カフェ車両を備えたラグジュアリーな空間を特徴としています。
天皇陛下の伊勢神宮行幸の際には「お召し列車」として使用され、日本国内で運行される特急電車としては最上級と言っても過言ではない位置づけと思われます。

定刻の10時40分に大阪難波駅を発車。
途中の近鉄鶴橋駅のホームに「日本で一番小さなファミリーマート」を発見しました。近鉄とファミリーマートは業務提携しているようで、近鉄の主要な駅構内には必ずファミマがあります。

ファミリーマートというよりは売店?

山間部を走行し、奈良県から三重県へ。

車内のWi-Fiでは走行速度や前方カメラの映像を見ることができます。

前方カメラからの映像

アテンダントから記念乗車証が配られました。

満席でしたが、伊勢市駅と宇治山田駅でほとんどのお客さんが降りてしまい、鳥羽に着くころにはガラガラになっていました。

鳥羽からは単線の近鉄志摩線に入ります。

車窓に広がる景色はまさに“風向明媚”。

大阪難波を発車してから2時間23分で賢島駅に到着しました。

個室やサロン以外は全席プレミアムシートで、1列+2列で構成されています。1列席の存在は、このご時勢にもマッチしているような気がします。

先に京都から到着したしまかぜと並びます。

右側は近鉄23000系・伊勢志摩ライナー
志摩観光の玄関口・賢島

英虞湾の夕景。日本人で良かったと思う瞬間です。

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