松木田沙優(レジデント1年目)
東京はおろか関東に全くゆかりのない私が突然東京に縁ができ、全く知らない地域から後期研修先を選ぶことになりました。途方に暮れた私のキーワードとなったのが「大講座制」です。
学生のころはただ純粋に手術見学を楽しんでいましたが、初期研修の2年間で実際に手術に参加する中で、術者の一挙手一投足すべてに理由とこだわりが詰まっていることを感じ、ますますその世界に引き込まれるようになりました。一括りに外科といっても血管・消化器・乳腺・呼吸器・・と扱う臓器や術式が異なりますが、それぞれのプロが同じ教室に属し、その技に詰まったエッセンスを分け隔てなく様々な角度から教わることができるという点は、外科医としての基盤をこれから作っていく私にとって非常に魅力的でした。それが名ばかりでなく、本当に垣根なく啀み合いのない和気藹々とした医局であることを、実際に働き始めた今、肌で感じています。
外科医になること、環境が一新すること、初期研修の終了を目前に色んな不安があると思いますが、どんな小さなことでもこの教室の先生方は日々気にかけてくださりサポートしてくださいます。私もまだ来て間もないですが、大都会に怯えていたのはほんの数日で、優しく熱くご指導してくださる先生方に囲まれて毎日充実した外科ライフを送っています。
ぜひ一度見学にいらして、この明るく温かい雰囲気を感じ取ってください。お会いできるのを楽しみにしています。
