レジデント・先輩医師の声
スタッフの声

五十嵐 陽介

卒業年:2015年 出身大学:東京慈恵会医科大学 サブスペシャリティ:肝胆膵外科

慈恵医大外科学講座についてご紹介させていただきます。私がこの講座に入局した理由は主に、外科の修練を行ってゆく上で環境が優れていること、人が大変魅力的であることでした。

臨床能力は、座学はもちろんですが、適切な指導のもとで経験を積まなければ向上させることができません。当講座では、レジデントに平等で十分な臨床経験が与えられるようチェアマンによる面接などを通してご配慮いただいています。私はレジデント修了まで合計約350例の執刀、約650例の手術に携わらせていただきました。外科専門医習得に必要な執刀数は120例、手術症例は350例でありますので、十分な症例数と言えます。現在も胃・大腸内視鏡手術中心に執刀させていただいております。また、学術的な場として、海外での学会発表や英語論文執筆の機会もいただきました。今後は大学院への進学も考えております。大学病院の特性を活かして、レジデント修了後には、スタッフとして慈恵医大が誇る日本トップレベルの専門分野を学ぶことができます。

さらに特筆すべきは、先輩、同期、後輩など人に恵まれていることです。大木教授をはじめ医局の皆さんが人間的に魅力的で大変面白いです。皆、志が高く優しくユーモアがあり、いつも刺激になっております。このような人たちが集まる組織は日本中どこを探しても稀であると思います。この魅力は文章で表現することは難しいことですが、是非見学に来て頂ければお分かりいただけると思います。そして当講座には医局旅行など皆で楽しむイベントがたくさんあり、居心地がよく、「安らぎ」を感じることができます。
(注:医局旅行は2020年度以降、開催を見合わせています。)

これらの理由かつ母校の医局であることから、私には他を選ぶ理由が全くありませんでした。そもそも私が外科を志した理由は「トキメキ」を感じたからです。具体的には、自分の技術とその向上が直接患者さんを救うことになること、医学的な興味として直接臓器に触れることができること、救急対応や内科的治療を含めたジェネラルな臨床もできかつ優れた専門性をもつことができること、そして外科の先輩方がかっこいいことなどです。もともとは内科志望でしたが、学生時代に大木教授のNHKプロフェッショナルドキュメンタリーを観たことがきっかけとなり、実習などを通して外科の魅力に取りつかれていきました。特に診療においては、こちらが精一杯患者さんに向き合えば、必ず感謝の言葉が返ってきます。私は外科医として大変楽しく日々充実した業務を行っております。

五十嵐陽介-1
レジデント3年目 最後の皮膚縫合コンテスト 感動の準優勝

2020年にはチェアマンの大木教授が第123回日本外科学会定期学術集会の会頭に選任されるという、大きなニュースがありました。学会に向け医局が一丸となってますます発展し続けていきます。皆様もこの「トキメキと安らぎ」の中で充実した生活を送るのはいかがでしょうか。とてもかけがえのないことであると思います。

前勤務地の厚木市立病院で 指導医の皆さんと