レジデント・先輩医師の声
スタッフの声

山下 貴晃

卒業年:2015年 出身大学:獨協医科大学 サブスペシャリティ:乳腺・甲状腺・内分泌外科

皆さんこんにちは、ご機嫌いかがでしょうか、山下貴晃です。
早くも入局6年目に突入しようという今日この頃でございますが、私の現在の所感をお送りさせていただきたいと思います。

私の父は慈恵医大外科学講座のOBであり、小さい頃から外科に憧れを抱いておりました。

学生時代に参加したフォーラムでチェアマンである大木教授に出会ったことで、慈恵医大で研修をしたい思いが強くなり、卒業後は慈恵医大本院で初期臨床研修をさせていただきました。

外科学講座は7つの診療部(疾患班)から構成された大講座制の医局で、常に活気に満ちています。他学出身の私も研修医としてローテーションした際には本当によく面倒を見ていただき、大学の部活のノリが好きな私にはとても居心地が良く、初期研修の中で最も思い出になったひとときでした。進路については色々と悩みましたが、外科への憧れと講座の雰囲気の良さに必ずこの医局なら夢をかなえられそうな気がして、遂に入局を決意しました。外科学の世界はまさに“蒼茫”とも言うべき広大な世界で、実は不安を感じながらのスタートでした。

その後、3年間のレジデント生活を経てこの選択は間違いではなかったと確信し、そのまま父の専門でもあった乳腺・甲状腺・内分泌外科のスタッフとして所属させていただくことになりました。患者様のお役に立つ真のARTISANとなるべく、日々研鑽を積んでおります。

間違いではなかったという確信を持てたのには色々と理由があります。

まずは誰しも一度でも出会ったら忘れられなくなるような大木教授の存在です。

大木教授はスタッフの気持ちが充実していなければ最善の医療を施すことはできないという考えのもとスタッフ同士の絆や友愛を基本とする、「トキメキと安らぎのある村社会」をスローガンとして掲げていらっしゃいます。スタッフどうしはもちろんコメディカルともしっかりコミュニケーションを取りながら仲良く仕事をしており、仕事だけではなく、アフター5も先輩後輩の垣根を超えて皆和気藹々としています。日々の医療業務への充実感を得て、明日への活力(トキメキ)がみなぎってきます。

また大木教授はスタッフはもちろん、研修医や学生までの名前を覚えてくださり、忘れることはありません。大講座制ゆえに他の診療科よりも遥かに多い人数のスタッフを抱えているのに、全員の名前を覚えていらっしゃるということに最初は衝撃すら受けました。また外科をローテーションしている学生や研修医を対象に毎月1回チェアマン夕食会というHEARTY PARTYを催してくださいます。

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初期臨床研修医時代 大木チェアマンと腕相撲で格闘

そこで大木教授が学生や研修医ひとりひとりと膝を突き合わせながら楽しく語り合ってる光景は絆・友愛を基本とする外科学講座ならではだと思います。もちろん、私たち医局員も参加してお店はいっぱいで、元気を出して翌日の仕事に取り組む気持ちになります。焼き鳥の煙が目にしみるほど密な会だったことが、今となっては懐かしい限りです。
(注:チェアマン夕食会は当面の間、開催を見合わせております。)

2つ目の理由としてレジデント研修のプログラムです。

先ほども述べさせていただいた通り、外科学講座は7診療部から構成されているので、レジデント3年間で様々な疾患に触れることができます。レジデント開始時には将来の志望科(診療部)をまだ決めていない人の方が多く、3年間で様々な疾患を実際に経験することで将来の道を決めていくケースが多いです。自分は乳腺・甲状腺・内分泌外科を志望していましたが、消化器外科領域をはじめ様々な疾患を経験させて頂き、今後の外科人生の糧にすることができました。研修期間が終わり、外科は志望したけどどこに進めばいいのかまだ決めていない方には私たちのレジデントプログラムはとてもオススメです。(もちろん志望科を決めている方でも大歓迎です!レジデント期間中に他の診療部の魅力に惹かれ、心変わりすることもあります。)また3年間で1年に2回、計6回の大木教授との面接があります。この面接でレジデントの勤務状況や志望科、次の派遣先や留学、大学院の要望などを直接聞いてくださいます。この面接によってその後のローテーションにレジデントの意見が反映されるように配慮してくださいます。ちなみに私はレジデント3年目の途中で、海洋実習船「日本丸」の船医を務めさせていただきました。星が沈む海に太陽がのぼり、青い水平線を駆け抜けて行く。これも外科学講座でしか味わえない貴重な経験となりました。

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日本丸の船上から

3つ目の理由は医局行事の豊富さです。

先ほど説明したチェアマン夕食会の他にも1年に1回の医局旅行があり、大勢のスタッフが参加します。普段お会いすることのない先輩や、他の勤務先で働いている同期達とお酒を飲みながら、温泉に入り、カラオケをしたり、とてもリフレッシュすることができます。これこそまさにトキメキと安らぎのある村社会の一大旅行です!大木先生と新人レジデントが都会の喧騒を離れてゴルフを通して親睦を深める1泊2日のイベントである「チェアマンインビテーショナルゴルフ合宿」なども特徴的なイベントです。
(注:医局旅行ならびにゴルフ合宿は2020年度以降、開催を見合わせております。)

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チェアマンインビテーショナルゴルフ合宿にて(2017年)

また外科道大会皮膚縫合コンテストといった全レジデントを対象とした行事もあります。皮膚縫合のスキルだけではなく、縫合前の礼儀作法、精神面、バイタルなども評価対象になるまさに外科道の大会です。毎年笑いあり涙ありの大会で、同期の外科道に触れ、自分のモチベーションを高めるとてもいい機会になります。(同期の多さも魅力の一つで、私のForever Friendsです。毎年10名前後入局します。)

とにかく、平時であれば年間を通して様々なイベントがあり、とても充実した、JOYに溢れたレジデント生活を送ることができます。まさに毎日がスペシャルです。

他にもまだまだ伝えたいことがたくさんありますが、最後にもう一つ。
この度、嬉しいことに我らが外科学講座のチェアマンである大木教授は、2023年の第123回日本外科学会定期学術集会の会頭を務められ、Big Waveが訪れようとしています。
今後、この学術集会にむけて大木教授を中心とした外科学講座はワンチームとなって最高のPERFORMANCEを発揮し、さらなるgrooveが生まれていくことになると思います。そのために、将来ある若い先生に一人でも多く仲間に加わっていただき、これからの外科学講座を盛り上げて欲しいと思っております。南へ、光があふれる所へ向かって進んでいきましょう!
あなたを照らす外科医局があることを、どうぞ忘れないでください。

将来の進路に悩んでいるそこのあなた!!是非一度見学に来てみませんか?

これを読んで、少しでも慈恵医大外科学講座に興味をもってくださる方がいればとても幸せです。あなたのために選んだ、最高のレシピをご用意してお待ちしております。そして東京で一緒に街物語を創っていきましょう。

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前勤務地・大町病院の皆さんと
Dance to the plastic beat!