甲斐 亘
皆様、はじめまして。下部消化管外科スタッフの甲斐亘と申します。
私は2017年3月に熊本大学を卒業し、総合東京病院での初期臨床研修を経て慈恵医大外科学講座に入局しました。
他大学卒で、今まで慈恵医大とは縁もゆかりもない自分が上手くやっていけるのか。レジデントを開始したころは、不安で仕方がありませんでした。“他学卒でも分け隔てなく受け入れる”ことは多くの大学医局が掲げていることですが、内実は違うという医局も決して少なくないとは思います。慈恵医大外科学講座はその言葉に偽りがなく、出身大学や経歴に関係なく、医局員となったらすぐ仲間という意識が非常に強い医局です。3年間歩んできたレジデント生活の中でも、出身大学の違いを意識した瞬間は一度たりともありませんでした。経験できた症例数も非常に豊富で、専門医の取得要件となる症例数は十分な余裕を持って確保することができました。大血管や小児などを含め、単一疾患の外科医局では経験しがたい症例を自施設のみでカバーできる強みが、私たちにはあります。
下部消化管領域の手術に対して以前から強い興味があり、レジデント修了後は下部消化管外科のスタッフとして先輩たちの背中を追いかける日々です。外科医になることは患者様に対して非常に重い責任を背負うことですが、それゆえに充実感の大きい仕事でもあります。外科医療に関心のある医学生や研修医の皆さんが、私たちの仲間に加わってくださることを心から楽しみにしております。