川谷 慶太
私は高校卒業後、一度は薬学の道に進み研究者を目指していました。しかし、医療を学ぶうちに臨床で自分の力を活かしたい、リーダーとして患者さんを治療したいという思いが強くなり、医学の道を志しました。最初のうちは漠然と、薬の知識を活かせる内科系を目指そうかと考えていました。しかし、実習や初期研修期間を通して、メスを握り、その手で患者さんの命を救う外科に憧れるようになりました。外科では手術だけではなく、周術期管理や術後のフォローも含めて患者さんと長期的に関わるため、その中で自分の力を発揮できると考えています。私は出身も初期研修も慈恵ではありません。私が慈恵の外科医局を選んだきっかけはレジナビでした。小児外科を目指し、どこの病院で後期研修を行うか迷っていた私に声をかけていただき、大木教授の話を伺った際に外科医として人生のときめきを得られるのは慈恵であると思いました。
実際に見学に伺うと、医局内の雰囲気はよく、医局員の先生方が生き生きと楽しそうに、そして真剣に仕事をしている姿を見ることができ、ここで働きたいと強く思いました。他学出身の私に対しても医局員の先生方は分け隔てなく接し、指導してくださいます。また、慈恵の外科は7診療班が1つになった大講座制を採っているため、様々な症例を経験でき、多角的な視点から患者さんの治療を考えることのできる外科医を目指して学べることが特徴の一つと言えます。
また、平時であれば医局旅行やゴルフコンペなど医局員が参加するイベントが多くあり、先輩と交流を持てる機会がたくさんありますので、他院で働いている医局員の先生方とも仲良くなることができます。
外科医は辛くて大変だからと避けている、または外科に興味があるけど悩んでいる研修医の先生方、是非慈恵医大外科学講座に見学に来てください。きっとイメージとは違った外科医の一面が見られると思います。そこで興味を持っていただき、一緒に仕事をしていく仲間となっていただけるなら、これ以上の喜びはありません。皆さんとお会いできることを心待ちにしております。